新型コロナウイルス感染症の治療のための新規薬物療法についての総説(2020年5月)。
薬物の標的を挙げている。大きくウイルスの構造とゲノム。
- 外表面のウイルスタンパク質
- アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)を介した宿主細胞への接着
- 非構造タンパク質
- 3-キモトリプシン様プロテアーゼ(非構造タンパク質)
- パパイン様プロテアーゼ(非構造タンパク質)
- ヘリカーゼ(非構造タンパク質)
- RNA 依存性 RNA ポリメラーゼ(非構造タンパク質)
薬物を複数挙げている。
- レムデシビル
- クロロキン
- ヒドロキシクロロキン
- LPV/r
- リバビリン
- ニタゾキサニド
- ネルフィナビル
- インターフェロン α/β
- バリシチニブ
- トシリズマブ
2020年5月米国総説。
Barlow A, Landolf KM, Barlow B, Yeung SYA, Heavner JJ, Claassen CW, Heavner MS. Review of Emerging Pharmacotherapy for the Treatment of Coronavirus Disease 2019. Pharmacotherapy. 2020 May;40(5):416-437. doi: 10.1002/phar.2398. Epub 2020 May 6. PMID: 32259313; PMCID: PMC7262196.