新型コロナウイルス感染症のワクチンの臨床試験で報告されている安全性の課題の実態とは。
JBPRESSにおいて新型コロナウイルスに対するワクチンを開発するアストラゼネカが、臨床試験の一時中断をしたことをめぐって、その原因となったと見られる安全性の課題について、これまで報告されている同社の開発するワクチン以外のものも含めて報告する。
有効性と安全性の問題を現状では検証されており、その中で、安全性の課題については臨床試験の論文においてデータが出ている。そのほか、主要医学誌の論説において安全性の問題について抗体依存性感染増強の問題などが指摘されており、安全性の課題については整理されているとしている。
ロシアのワクチンが臨床試験の最終段階フェーズ3の完了を待たずに承認されているが、これも安全性の課題については根は一緒だと指摘。今後、ワクチン接種を広げていく上で慎重さが求めると指摘している。