ロシアで行われた、rAd26とrAd5の異種ベクターを使った新型コロナウイルスワクチンについての報告。

研究グループは、遺伝子組換えアデノウイルスをベクターに使ったワクチンについての臨床試験を実施。rAd26とrAd5の2種類を使用。新型コロナウイルスのスパイク糖タンパク質の遺伝子を導入した(rAd26-S、rAd5-S)。凍結あるは凍結乾燥の双方で調べた。

フェーズ1はrAd26-SまたはrAd5-Sを接種し、28日目に安全性を評価。フェーズ2では、0日目にrAd26-Sを接種。21日目にrAd5-Sを接種。一次エンドポイントとして抗原特異的な液性免疫と安全性を評価。二次エンドポイントとして、抗原特異的な細胞性免疫を評価した。

安全性はフェーズ1、2を通して確認したと評価。接種部位の痛み、体温の上昇、頭痛などで重いものはなかった。抗体は凍結でも凍結乾燥でも誘導を確認。細胞性免疫の誘導も確認。

Denis Y Logunov, Inna V Dolzhikova*, Olga V Zubkova, Amir I Tukhvatullin, Dmitry V Shcheblyakov, Alina S Dzharullaeva, Daria M Grousova,
Alina S Erokhova, Anna V Kovyrshina, Andrei G Botikov, Fatima M Izhaeva, Olga Popova, Tatiana A Ozharovskaya, Ilias B Esmagambetov,
Irina A Favorskaya, Denis I Zrelkin, Daria V Voronina, Dmitry N Shcherbinin, Alexander S Semikhin, Yana V Simakova, Elizaveta A Tokarskaya,
Nadezhda L Lubenets, Daria A Egorova, Maksim M Shmarov, Natalia A Nikitenko, Lola F Morozova, Elena A Smolyarchuk, Evgeny V Kryukov,
Vladimir F Babira, Sergei V Borisevich, Boris S Naroditsky, Alexander L Gintsburg

Safety and immunogenicity of an rAd26 and rAd5 vector-based heterologous prime-boost COVID-19 vaccine in two formulations: two open, non-randomised phase 1/2 studies from Russia

Lancet ,Published: September 04, 2020

DOI:https://doi.org/10.1016/S0140-6736(20)31866-3

新型コロナウイルス感染症

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星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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