BCGワクチン接種により高年齢者の感染症を防ぐかを検証したランダム化比較試験。
198人を対象として、ランダムにBCG接種を受けるグループと、プラセボの接種を受けるグループに分けて、感染症にかかるリスクを比較。
BCG接種を受けたグループは最初の感染症にかかったのはプラセボが42.3%に対して、BCGが25.0%。研究グループはさらに多い人数での検証が必要と指摘している。新型コロナウイルス感染症を含めた感染症への効果に関心を寄せる。
2020年ギリシャ、オランダ研究。
GiamarellosBourboulis,E.J.,Tsilika,M.,Moorlag,S.,Antonakos,N.,Kotsaki,A.,DomínguezAndrés,J.,Kyriazopoulou,E.,Gkavogianni,T.,Adami,M.E.,Damoraki,G.,Koufargyris,P.,Karageorgos,A.,Bolanou,A.,Koenen,H.,vanCrevel,R.,Droggiti,D.I.,Renieris,G.,Papadopoulos, A., Netea, M.G., ACTIVATE: RANDOMIZED CLINICAL TRIAL OF BCG VACCINATION AGAINST INFECTION IN THE ELDERLY,Cell(2020),doi:https://doi.org/10.1016/j.cell.2020.08.051.