自動的なプロセスを標的にした現実世界における成人の健康関連介入コンピュータータスクに関するエビデンス、システマティックスコーピングレビュー。
行動に影響する脳のプロセスは自動的なものと反射的なものがある。自動的なプロセスは迅速で無意識に行われるもので、熟慮的なプロセスは意識的に論理的な判断で時間をかけて行うもの。多くのデジタルを用いた心理的な健康関連介入は熟慮的なプロセスを標的にしているが、自動的なプロセスも重要と研究グループは指摘。自動的なプロセスを標的にした仕組みを分析した。
最も進んでいるのは社会不安によるアルコール乱用を標的としたものだった。14の研究が自動的なプロセスを標的として、8つの研究では自動的なプロセスを変えると確認。4つの研究は自動的なプロセスを変えることで行動変化を実現していた。
2020年7月オーストラリア総説。
Jayasinghe H, Short CE, Braunack-Mayer A, Merkin A, Hume C. Evidence Regarding Automatic Processing Computerized Tasks Designed For Health Interventions in Real-World Settings Among Adults: Systematic Scoping Review. J Med Internet Res. 2020 Jul 29;22(7):e17915. doi: 10.2196/17915. PMID: 32499213; PMCID: PMC7424486.
