福島原発事故への感情はどう変わっていたか、ツイートに表れる風評の正体を分析

福島原発事故への感情はどう変わっていたか、ツイートに表れる風評の正体を分析。

東日本大震災に続く、東京電力福島第一原子力発電所の事故は、福島県に対して風評被害をもたらした。

研究グループは、1900万のツイートから、放射線、放射能、放射性物質の用語を含むツイートを分析。風評に表れる感情の実態を分析した。

ツイートに表れる感情は当初はネガティブだったが、福島県についてのツイートは早期にポジティブに変化したと分かった。福島県外のツイートについてはネガティブに変わっていた。一方で自動投稿のボットとツイートがネガティブな感情を発信し続けていた。

結果として福島県に対するネガティブな感情は薄れていたが、ボットやツイートの影響が残ったと研究グループは指摘している。

2020年8月日本研究。日本は北海道大学、量子科学技術研究開発機構。

Hasegawa S, Suzuki T, Yagahara A, Kanda R, Aono T, Yajima K, Ogasawara K
Changing Emotions About Fukushima Related to the Fukushima Nuclear Power Station Accident—How Rumors Determined People’s Attitudes: Social Media Sentiment Analysis
J Med Internet Res 2020;22(9):e18662
URL: https://www.jmir.org/2020/9/e18662
DOI: 10.2196/18662