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今回の記事で伝える情報は次の通り。
ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生学部の研究チームによる新たな研究では、腕に装着するリストバンド型デバイスを使用して日々の活動パターンを監視することで、アルツハイマー病の早期警告信号を検出する可能性が示された。アクチグラフと呼ばれる腕時計のようなデバイスを装着した高齢者の動きのデータを分析し、PETスキャンによって脳内のアミロイドβの蓄積が検出された人々とそうでない人々の間で、特定の時間帯の平均活動量に有意な差異が見られたことから、この技術がアルツハイマー病の予兆を捉える手段となる可能性がある。
- 研究の掲載誌→「SLEEP」誌、2024年2月21日オンライン公開
- 研究主導者→アダム・スピラ博士、ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生学部
- 研究対象→認知機能に問題のない82名の高齢者
- 調査方法→1週間24時間体制でアクチグラフを装着し、日々の活動データを収集
- アミロイドβ蓄積の検出→PETスキャンによる
- 研究結果→アミロイド陽性群とアミロイド陰性群間で、特定の午後の時間帯における活動の平均値と日々の活動の変動性に顕著な差異を検出
- 将来の研究方針→より大規模な研究での結果の再現と、日々の活動パターンの変化が認知機能の低下とも関連しているかどうかの長期的な研究を計画
