デバイスから発せられる光に夜間さらされていると精子の質が低下。眠気を感じている人では精子の質が低下しているとの報告

21歳~56歳の116人の男性から精液を採取し、精子の性質から生殖機能を評価した。精液の量、精子の濃度、精子の運動率、精子の全体数量。アンケートによりでデバイスのスクリーンの利用、睡眠習慣についても調べている。

結果として、夕刻から就寝前のスマートフォンやタブレットの利用が増えるほど精子の運動率や前進運動率、濃度は低下する関連性が確認された。一方で、無動の精子は増加した。

睡眠時間が長いと精子の全体数、前進運動率が改善していた。pHは低下する関連も見られた。主観的に寝不足と感じる人ほど、精子の質が低いという関連性も確認された。

A Green, S Barak, L Shine, A Kahane, Y Dagan, Y Dagan, 0029 Light Emitted from Media Devices at Night is Associated with Decline in Sperm Quality, Sleep, Volume 43, Issue Supplement_1, April 2020, Page A12, https://doi.org/10.1093/sleep/zsaa056.028

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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