コーヒーの飲用と転移性大腸がんの死亡率との関連についての研究。

進行性または転移性大腸がんの患者1171人を対象としてコーヒー飲用と病気進行および死亡との関連を分析。カフェインの有無でも調べている。

男性が694人、年齢は中央値が59歳。追跡期間の中央値は生存者で5.4年。1092人が死亡または病気の進行が確認された。

コーヒーの1日1杯の飲用は病気の進行(ハザード比0.95)、死亡(同0.93)のリスクを減らすと確認。2~3杯でも減っており、全生存率のハザード比は0.82、無増悪生存率は0.82。いずれもコーヒーを飲まない人との比較となっている。

さらに、コーヒーを4杯以上飲んでいる人では全生存率のハザード比は0.64、無増悪生存率は0.78。カフェインの有無で結果は変わらず。

研究グループはコーヒー飲用が大腸がんの進行や死亡のリスクを減らす可能性があると指摘。さらなる生物学的なメカニズムの検証が必要と説明している。

2020年9月米国研究。

Mackintosh C, Yuan C, Ou F, et al. Association of Coffee Intake With Survival in Patients With Advanced or Metastatic Colorectal Cancer. JAMA Oncol. Published online September 17, 2020. doi:10.1001/jamaoncol.2020.3938

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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