大腸がんの術後合併症および死亡率が低筋肉量や低筋肉密度と関連性があるのかを分析した研究

大腸がんの術後合併症および死亡率は、手術前の骨格筋の量や放射線画像上の密度の低さと関連性があるという報告。

ステージI～IIIの結腸がんと診断された1630人について骨格筋の量と放射線画像上の密度と手術後の合併症や死亡率との関連を分析。対象者の平均年齢64.0歳、女性が55.6％。骨格筋の量と放射線画像上の密度が低い場合、7日以上にわたる入院が増え、手術後の死亡率が1.40倍になると分かった。1つ以上の手術後の合併症を持つリスクも1.31倍に。手術後30日間の死亡率は4.85倍となった。

2020年8月カナダ、米国研究。

Xiao J, Caan BJ, Cespedes Feliciano EM, et al. Association of Low Muscle Mass and Low Muscle Radiodensity With Morbidity and Mortality for Colon Cancer Surgery [published online ahead of print, 2020 Aug 12]. JAMA Surg. 2020;e202497. doi:10.1001/jamasurg.2020.2497