川崎病患者の疫学、2017~2018年の日本の全国調査。

日本では1970年から2年ごとに全国調査によって川崎病の罹患状況が調査されている。100床以上の小児専門科を擁する病院を対象としている。2019年の調査では、2017年と2018年のデータを集計。2年間で3万2528人の患者が確認されて、2017年は1万5164人。2018年は1万7364人。2018年の罹患率は0~4歳の10万人当たり359人で過去最高になった。心臓の合併症は減っており、早期の診断が重要になる。

Ae R, Makino N, Kosami K, Kuwabara M, Matsubara Y, Nakamura Y. Epidemiology, Treatments, and Cardiac Complications in Patients with Kawasaki Disease: The Nationwide Survey in Japan, 2017-2018 [published online ahead of print, 2020 May 23]. J Pediatr. 2020;S0022-3476(20)30625-9. doi:10.1016/j.jpeds.2020.05.034

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星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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