ヘルペスウイルス感染が認知症リスクを倍増させる可能性、ウプサラ大学の衝撃的発見
- 研究発表日と場所→2024年2月15日、ウプサラ大学にて発表。
- 研究の主題→生涯にヘルペスウイルスに感染した人は、感染経験のない人と比較して認知症発症リスクが2倍になる可能性がある。
- 研究対象→ウプサラの70歳の人々1,000人を15年間調査。
- 研究成果の公表→アルツハイマー病学ジャーナルに掲載。
- ヘルペス単純ウイルスの普及率→スウェーデンの成人の約80％が感染している可能性がある。
- 研究の特徴→参加者がほぼ同じ年齢であるため、年齢差が結果に混乱を与えない。
- 世界的な認知症の状況→世界中で約5,500万人が認知症に苦しんでいる。
- 既知のリスク要因→高齢とアポリポ蛋白ε4リスク遺伝子の保有。
- 研究の確認→ヘルペス単純ウイルスが認知症の可能なリスク要因であることを以前の研究で調査し、今回の研究で確認された。
- 研究の意義→ヘルペス単純ウイルスが認知症のリスク要因である可能性が高いという証拠が増えている。
- 今後の研究方向→既知のヘルペス単純ウイルスに対する薬物が認知症リスクを減少させるか、新しいワクチンを開発する可能性をさらに調査する必要がある。
- 研究進展の可能性→抗ヘルペスウイルス薬を用いた早期治療や疾患予防により、認知症研究を進める可能性がある。
- 資金提供機関→Gun and Bertil Stohne Foundation、Demensfonden、Swedish Society of Medicine、Märta Lundqvist Foundation、Thureus Foundation、Region Uppsala、Stiftelsen för Gamla Tjänarinnor、Swedish Brain Foundationが資金提供。
参考文献
https://www.uu.se/en/press/press-releases/2024/2024-02-15-double-risk-of-dementia-after-mouth-ulcer-virus
