STELLANEWS.LIFEは、医療分野の最新情報を提供し、新たな治療法や研究の進展を伝えることで、患者さんや医療従事者への貢献を目指している。今回紹介するのは、Janssen-Cilag International NV(Johnson & Johnson社の一部)が欧州医薬品庁(European Medicines Agency、EMA)に提出した、移植適格な新規診断された多発性骨髄腫の患者を対象としたDARZALEX(ダラツムマブ)ベースの四剤療法に関する情報。
- 提出日と機関→2024年3月6日、欧州医薬品庁(European Medicines Agency、EMA)。
- 治療法→DARZALEX(ダラツムマブ)の皮下注射(SC)に、ボルテゾミブ、レナリドミド、デキサメタゾン(VRd)の組み合わせ(D-VRd)。
- 対象患者→自家幹細胞移植(Autologous Stem Cell Transplant、ASCT)が可能な新規診断された多発性骨髄腫の成人患者。
- 研究名→フェーズ3 PERSEUS研究。
- 研究成果→標準治療法に比べ、疾患進行または死亡のリスクが有意に減少。
- 治療効果→治療反応と持続性の向上。
- 安全性プロファイル→SC、VRd、レナリドミド(R)の既知の安全性プロファイルと一致。
- 治療の目的→多発性骨髄腫の根治を目指した治療の提供。
- 研究の協力→European Myeloma Network (EMN)との共同研究。