- 発表内容→レムデシビルは、COVID-19の長期的な症状(ロングCOVID)のリスクを低減すること、特に免疫不全患者においては死亡リスクを顕著に減少させることが関連している。
- 研究結果→レムデシビル使用が、入院したCOVID-19患者における特定のロングCOVID症状のリスクを減少させることが示された。また、免疫不全患者での使用は、オミクロン株流行期間中(2021年12月~2023年4月)の死亡リスクを減少させた。
- 治療の組み合わせ→レムデシビルとデキサメタゾンの併用治療は、デキサメタゾン単独治療に比べて死亡リスクを低減させることが関連。
- 研究データ→HealthVerityデータから52,006人の患者を分析した結果、レムデシビル使用はロングCOVIDのあらゆる症状のリスクを10%低下させた。
- 免疫不全患者における効果→PINC AIヘルスケアデータベースからの分析結果、レムデシビル使用は免疫不全患者の死亡リスクを25%低下させることが示された。
- 安全性プロファイル→レムデシビルは、様々な患者集団で確立された安全性プロファイルを持ち、限定的な既知の薬剤相互作用を有する。