STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、科学や技術、医薬品分野における最新の研究成果や発見を紹介するメディアである。私たちは、読者にとって価値のある情報を提供することを目指し、常に最新の話題を追求している。今回の記事では、Novartisが発表した第3相NATALEE試験の最新解析結果について紹介する。この試験では、リボシクリブ(Ribociclib、商品名KISQALI、キスカリ)が高リスクのリンパ節陰性(N0)早期乳がん患者において、がん再発リスクを低減することが示された。
Novartisは、リンパ節陰性(N0)ホルモン受容体陽性/ヒト上皮成長因子受容体2陰性(HR+/HER2-)早期乳がん(EBC)患者における第3相試験NATALEEの最新解析結果を発表した。この解析では、リボシクリブとETの併用が、単独ETと比較して浸潤性無病生存(iDFS)、無遠隔転移生存期間(DRFS)、および無遠隔病変生存期間(DDFS)において改善を示した。
- 発表元→Novartis
- 発表日→2024年5月31日
- 研究の背景→第3相NATALEE試験は、HR+/HER2-でN0のEBC患者におけるリボシクリブとETの併用の有効性と安全性を評価するために実施
- 研究の結果→リボシクリブとETの併用が、単独ETと比較して28%のiDFSリスク低減を示す
- 臨床的意義→NATALEEデータに基づき、CDK4/6阻害剤治療を受ける可能性のある患者数が倍増する可能性があり、FDAおよびEMAに結果を提出済み