STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、科学や技術、医薬品分野における最新の研究成果や発見を紹介するメディアである。私たちは、読者にとって価値のある情報を提供することを目指し、常に最新の話題を追求している。今回の記事では、Bristol Myers Squibbが発表した新しい治療薬レポトレクチニブ(repotrectinib、商品名Augtyro、オーグタイロ)の米国食品医薬品局(FDA)による承認について紹介する。
Bristol Myers Squibbは、FDAがレポトレクチニブをNTRK陽性の局所進行または転移性固形腫瘍を有する患者に対する治療薬として承認したことを発表した。この承認は、TKI未治療およびTKI治療済みの患者を含む固形腫瘍の治療において臨床的に意味のある奏効率を示したTRIDENT-1試験の結果に基づいている。
- 発表元→Bristol Myers Squibb
- 発表日→2024年6月13日
- 研究の背景→NTRK陽性の局所進行または転移性固形腫瘍を有する患者に対する新しい治療オプションの必要性
- 研究の結果→TRIDENT-1試験で、TKI未治療の患者の58%が部分奏効または完全奏効を示し、TKI治療済みの患者の50%が部分奏効を示した
- 副作用→中枢神経系(CNS)副作用、間質性肺疾患(ILD)/肺炎、肝毒性、筋痛(CPK上昇を伴う場合あり)、高尿酸血症、骨折、胎児毒性
- 臨床的意義→この承認により、NTRK陽性腫瘍を有する患者に対する新しい治療オプションが提供される