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AbbVieは、欧州委員会からエプコリタマブに対する承認を受けたことを発表した。この承認は、再発・難治性の濾胞性リンパ腫(FL)を対象としており、二重特異性抗体としてT細胞を誘導するエプコリタマブは、欧州連合(EU)で初めてこの疾患に対する単剤療法として承認された。この薬剤は、再発・難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)にも適用される。
- 発表元→AbbVie
- 発表日→2024年8月19日
- 研究の目的→再発・難治性FLおよびDLBCLに対する治療効果と安全性の評価
- 試験の名称→EPCORE NHL-1
- 試験の概要→第1/2相試験において、エプコリタマブが再発・難治性FL患者に対して高い奏効率と良好な安全性を示した
- 結果の要約→エプコリタマブを投与された患者の全奏効率(ORR)83%を示し、63%が寛解(CR)を達成した。