STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、医薬品分野における最新の研究成果や承認動向を紹介することに特化したメディアである。本記事では、第一三共が発表した抗体薬物複合体(ADC)「ダトポタマブ デルクステカン」に関する最新の動向を取り上げる。
第一三共は、ダトポタマブ デルクステカン(Dato-DXd/DS-1062)の非扁平上皮非小細胞肺がんにおける欧州での承認申請を自主的に取り下げたと発表した。この決定は、EMAの医薬品委員会(CHMP)との協議に基づいて行われたものである。同薬は、第3相試験(TROPION-Lung01)の結果をもとに2024年3月に承認申請されていた。一方、乳がんに関する承認申請については、引き続きEMAとの協議が進められている。
- 発表元→第一三共
- 発表日→2024年12月24日
- 対象疾患→非扁平上皮非小細胞肺がん
- 承認申請→局所進行または転移性非小細胞肺がんに対する二次/三次治療
- 試験名→第3相試験(TROPION-Lung01)
- 薬剤の特長→抗TROP2抗体薬物複合体(ADC)
- 決定の背景→EMA医薬品委員会(CHMP)との協議
- 今後の取り組み→非小細胞肺がん治療における他の第3相試験を通じた開発の継続