STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、医薬品の動向についての記事を展開している。
今回は、Novo Nordiskが2025年5月16日に発表した経営体制の変更について報じる。
CEOのラース・フルーアゴー・ヨルゲンセン氏が退任し、新たな体制への移行が進められる。
デンマークの大手製薬企業Novo Nordiskは、現CEOであるラース・フルーアゴー・ヨルゲンセン氏が退任することを発表した。
退任はNovo Nordiskの取締役会との合意に基づくものであり、後任のCEOが決定するまでの間、フルーアゴー・ヨルゲンセン氏は引き続きCEO職を務め、円滑な引き継ぎを支援する。
同時に、Novo Nordisk Foundationの会長であり、かつて同社のCEOを務めたラース・レビエン・ソーレンセン氏が取締役会にオブザーバーとして加わることも明らかになった。
ソーレンセン氏は2026年の年次株主総会にて正式な取締役候補として指名される予定である。
ヨルゲンセン氏は2017年にCEOに就任して以降、糖尿病治療や肥満症治療の分野においてNovo Nordiskの成長を牽引し、売上、利益、株価はほぼ3倍となった。
しかし、2024年半ば以降の株価下落や市場課題により、Novo Nordisk FoundationはCEO交代の加速を取締役会に提案していた。
- 発表元→Novo Nordisk
- 発表日→2025年5月16日
- 退任者→ラース・フルーアゴー・ヨルゲンセン氏(2017年よりCEOを務める)
- 後任CEO→未定(選定中)
- 背景→市場課題および株価の下落に対応する形で、Novo Nordisk FoundationがCEO交代を提案
- Foundationの動き→ラース・レビエン・ソーレンセン氏が取締役会のオブザーバーとして参加し、2026年に取締役候補へ
- ソーレンセンの経歴→2000〜2016年にNovo NordiskのCEO、2018年よりNovo Nordisk Foundation会長
