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  • ダトポタマブ デルクステカン(ダトロウェイ)の第2相試験で転移性尿路上皮がんに有効性を示す
  • 一次治療では奏効率68.2%、病勢コントロール率95.5%
  • 安全性は既知の範囲内で、グレード3以上のILDは認められず

第一三共は、転移性尿路上皮がんを対象としたダトポタマブ デルクステカン(ダトロウェイ)の第2相試験(TROPION-PanTumor03)で、rilvegostomigとの併用による良好な治療効果を報告した。欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2025)で発表された結果では、一次治療・二次治療の双方で高い奏効率と病勢コントロール率が示された。

  • 発表元→ 第一三共(ESMO 2025 発表)
  • 対象→ 局所進行性または転移性の尿路上皮がん患者(一次/二次治療)
  • 試験→ 第2相(TROPION-PanTumor03)サブ試験。一次治療22名、二次治療18名
  • 一次治療→ 奏効率68.2%、病勢コントロール率95.5%、無増悪生存期間は未到達
  • 二次治療→ 奏効率38.9%、病勢コントロール率83.3%、無増悪生存期間中央値12.5カ月
  • 安全性→ グレード3以上の薬剤関連有害事象は一次治療18.2%、二次治療38.9%。ILD発現率は一次4.5%、二次11.1%で、グレード3以上はなし
  • 新試験→ TROPION-Urothelial03が開始。プラチナ製剤化学療法との併用療法を評価。第2/3相試験で約630名を登録予定
  • 目的→ 乳がん・肺がん以外のがん種における初の申請用試験として、転移性尿路上皮がんの新たな治療選択肢開発を目指す

参考文献

第一三共 プレスリリース(2025年10月20日)
https://www.daiichisankyo.co.jp/files/news/pressrelease/pdf/202510/20251020_J4.pdf

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