新興のインフルエンザDウイルス感染が欧州の家畜で血清学的に決定されたことについての総説。

インフルエンザDは2011年に初めて米国の豚から分離された、インフルエンザ様の症状を呈する新型のオルソミクソウイルス。既にすべての大陸で幅広い宿主に感染を広げている。人間に感染する可能性もあり、人獣共通感染症になり得る。欧州の感染拡大は、牛の売買によって広がっている可能性があると指摘する。

2020年9月フランス、イタリア、ルクセンブルク、スウェーデン、ベルギー、アイルランド研究。

Gaudino AM, Moreno A, Snoeck CJ, et al. Emerging Influenza D virus infection in European livestock as determined in serology studies: are we underestimating its spread over the continent? [published online ahead of print, 2020 Sep 1]. Transbound Emerg Dis. 2020;10.1111/tbed.13812. doi:10.1111/tbed.13812

獣医学

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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