バイオジェン、リチフィリマブが皮膚ループスでFDAブレークスルー指定──BDCA2標的の第3相は2027年読出し予定
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バイオジェンは、皮膚ループス(cutaneous lupus erythematosus:CLE)を対象とする治験薬リチフィリマブ(litifilimab/BIIB059)について、米国FDAからブレークスルーセラピー指定(Breakthrough Therapy Designation)を受けたと発表した。指定は第2相LILAC試験など既存データの広がりに基づくとし、同剤はBDCA2を標的とするファースト・イン・クラス治療となる可能性があるとしている。今回の記事で伝える情報は次の通り。
- バイオジェンのリチフィリマブ(BIIB059)が皮膚ループス(CLE)でFDAのブレークスルーセラピー指定を取得
- BDCA2(blood dendritic cell antigen 2)を標的とするヒト化IgG1抗体で、CLEでは「標的治療がない」領域と位置づけ
- 指定は、第2相LILAC試験で皮膚病変活動性の改善が示されたことを含む既存データの総合評価に基づく(同社)
- 第3相AMETHYST試験を継続中で、データ読み出しは2027年予定(同社)
概要
バイオジェンは2026年1月28日、皮膚ループス(cutaneous lupus erythematosus:CLE)を対象とするリチフィリマブ(litifilimab/BIIB059)が米国食品医薬品局(FDA)からブレークスルーセラピー指定を受けたと発表した。
CLEは皮膚に症状が現れる慢性自己免疫疾患で、瘢痕や脱毛、色素異常など不可逆的な皮膚障害につながり得る一方、CLEに特化した標的治療は現時点で存在しないと同社は説明している。
リチフィリマブは、形質細胞様樹状細胞(plasmacytoid dendritic cell:pDC)に主に発現する受容体BDCA2を標的とするヒト化IgG1モノクローナル抗体で、
pDC由来の炎症性メディエーター(I型インターフェロンなど)の産生を低下させることで、全身性ループス(systemic lupus erythematosus:SLE)およびCLEでの効果が期待されるとしている。
指定は、第2相LILAC試験でプラセボに対し皮膚疾患活動性の低下が示されたことを含む「データの総体」に基づくとされた。
- 発表元Biogen Inc.
- 発表日2026年1月28日
- 指定米国FDA ブレークスルーセラピー指定(Breakthrough Therapy Designation)
- 対象疾患皮膚ループス(cutanous lupus erythematosus:CLE)
- 開発品リチフィリマブ(litifilimab/BIIB059)
- 薬剤タイプヒト化IgG1 モノクローナル抗体
- 標的BDCA2(blood dendritic cell antigen 2)
- 作用機序(同社説明)pDCに発現するBDCA2への結合により、I型インターフェロンを含む炎症性分子の産生を低下させる可能性
- 根拠データ(同社説明)第2相LILAC試験などを含む既存データの総合評価。LILACではCLEの皮膚疾患活動性がプラセボより改善したとされ、NEJM掲載済みと記載
- 開発状況CLEを対象に第3相AMETHYST試験を継続中。データ読み出しは2027年予定(同社)
- 未承認の明記リチフィリマブは治験薬であり、いかなる規制当局からも承認されておらず、安全性・有効性は確立していない(同社)
- 背景(同社説明)CLEは発疹、痛み、かゆみ、光過敏などを伴い、進行により瘢痕・脱毛・色素異常など不可逆の皮膚障害に至り得る。標準治療として外用ステロイド、抗マラリア薬、免疫抑制薬が挙げられるが、病勢進行を変える治療は限定的とされる
AIによるインパクト評価
評価(参考): ★★★★☆
CLEは標的治療が乏しいとされる領域で、BDCA2という明確な標的に対するブレークスルー指定は開発加速のシグナルになり得る。
ただし、指定は承認を意味せず、第3相での臨床的有用性(効果の大きさ、再現性、安全性)の確証が今後の焦点となる。
3言語要約 / Multilingual Summaries
English Summary
Note: This is an AI-assisted translation for reference.
- Biogen announced the FDA granted Breakthrough Therapy Designation to litifilimab (BIIB059) for cutaneous lupus erythematosus (CLE).
- Litifilimab is a first-in-class humanized IgG1 monoclonal antibody targeting BDCA2, a receptor predominantly expressed on plasmacytoid dendritic cells.
- The designation is based on the totality of data including the Phase 2 LILAC study; a Phase 3 AMETHYST study is ongoing with a readout expected in 2027.
中文摘要
注:AI辅助生成。
- 百健宣布:litifilimab(BIIB059)获得美国FDA针对皮肤型红斑狼疮(CLE)的突破性疗法认定。
- 该药为靶向BDCA2的人源化IgG1单克隆抗体,属于潜在“同类首创”机制。
- 认定基于包括Ⅱ期LILAC研究在内的既有数据;Ⅲ期AMETHYST研究正在进行,预计2027年读出。
हिन्दी सारांश
AI द्वारा तैयार किया गया अनुवाद।
- Biogen ने बताया कि FDA ने cutaneous lupus erythematosus (CLE) के लिए litifilimab (BIIB059) को Breakthrough Therapy Designation दिया है।
- Litifilimab BDCA2 को target करने वाली first-in-class humanized IgG1 monoclonal antibody है, जो मुख्यतः plasmacytoid dendritic cells पर व्यक्त होता है।
- यह designation Phase 2 LILAC सहित उपलब्ध डेटा के आधार पर है; Phase 3 AMETHYST अध्ययन जारी है और 2027 में readout अपेक्षित है।