ソマリアにおけるコロナワクチンの受容性と予防措置への遵守を調べた研究が報告されている。2020年12月から2021年1月にかけて、ソマリアでオンライン調査。予防策の遵守やワクチンの受容性、忌避を調べている。アドヒアランスは、4つの対策（物理的距離をとる、フェイスマスクの使用、手指衛生、咳・くしゃみの際に口を覆う）について確認。4543人の回答者（平均年齢：23.5±6.4歳、男性62.4％）を分析したところ、アドヒアランススコアの平均値は、2020年4月に実施した同様の調査におけるスコアよりも低下。回答者の76.8％がCOVID-19ワクチンの接種を希望。
今回の調査では、過去の調査と比べて、インフルエンザ様症状がより頻繁に報告されていた。インフルエンザ様症状を経験した人、医療関係者、アドヒアランススコアが高い人は、ワクチン受容性も高い可能性が高くなっていた。一方で、女性であることは接種意向の低下と関連。
2021年5月、ソマリア、ウガンダ、ベルギー、ノルウェイ、カメルーン研究。
Ahmed MAM, Colebunders R, Gele AA, Farah AA, Osman S, Guled IA, Abdullahi AAM, Hussein AM, Ali AM, Siewe Fodjo JN. COVID-19 Vaccine Acceptability and Adherence to Preventive Measures in Somalia: Results of an Online Survey. Vaccines (Basel). 2021 May 21;9(6):543. doi: 10.3390/vaccines9060543. PMID: 34064159.
