新型コロナウイルスの年齢別死亡率と免疫パターンについての研究が報告されている。

研究グループは45カ国の年齢別死亡データと22の血清有病率調査の結果から、複数の国における感染と死亡パターンの一貫性を調査。ここから多くの状況で、65歳未満の死亡者の年齢分布に一環性があると確認。感染致死率は5~9歳で最も低く、30歳以上では年齢別に指数関数的に増加すると推定。

人口年齢構成と介護施設の負担によって変わってくるが、スロベニアやデンマークなど人口の年齢を考慮しても致死率が低い国があり、すべてを説明しきるものではないと指摘している。

ただし、単純なモデル化の枠組みは、各国がパンデミックの進行状況を評価するのに有効で、信頼できる年齢別死亡データが存在する場合は適用できると解説する。

2020年10月英国、フランス、米国、スイス研究。

O’Driscoll, M., Dos Santos, G.R., Wang, L. et al. Age-specific mortality and immunity patterns of SARS-CoV-2. Nature (2020). https://doi.org/10.1038/s41586-020-2918-0

www.cam.ac.uk

新型コロナウイルス感染症

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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