新型コロナウイルスに対するタンパク質ナノ粒子ワクチンについての研究が報告されている。

ナノ粒子ワクチンは、60個の新型コロナウイルスのスパイク受容体結合ドメイン(RBD)を免疫原性の高い配列としたもの。複数の異なるエピトープを標的としており、突然変異の影響を受けにくいと説明。臨床に進めるためのcGMP製造の取り組みを開始したとしている。

2020年10月米国英国研究。2020年8月査読前論文で公表。

Walls AC, Fiala B, Schäfer A, Wrenn S, Pham MN, Murphy M, Tse LV, Shehata L, O’Connor MA, Chen C, Navarro MJ, Miranda MC, Pettie D, Ravichandran R, Kraft JC, Ogohara C, Palser A, Chalk S, Lee EC, Kepl E, Chow CM, Sydeman C, Hodge EA, Brown B, Fuller JT, Dinnon KH, Gralinski LE, Leist SR, Gully KL, Lewis TB, Guttman M, Chu HY, Lee KK, Fuller DH, Baric RS, Kellam P, Carter L, Pepper M, Sheahan TP, Veesler D, King NP. Elicitation of potent neutralizing antibody responses by designed protein nanoparticle vaccines for SARS-CoV-2. bioRxiv [Preprint]. 2020 Aug 12:2020.08.11.247395. doi: 10.1101/2020.08.11.247395. PMID: 32817941; PMCID: PMC7430571.

新型コロナウイルス感染症

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星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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