新型コロナウイルスが人に感染するために必要な宿主因子の研究

新型コロナウイルスが人に感染するために必要な宿主因子の研究が報告されている。

ゲノム編集のCRISPRの技術を使って、遺伝子の機能を欠失させて、感染に必要な遺伝子を特定。すると、「液胞型ATPaseプロトンポンプ」「レトロマー(Retromer)」「コマンダー(Commander)」「Arp2/3複合体」などが挙がった。1細胞RNAシーケンスを行うと、コレステロール生合成に関わる転写因子の変化が確認される。さらに、「RAB7A」の欠損があると、ウイルスの細胞への侵入に重要なACE2が細胞内に入るためにウイルスの侵入が減った。

ウイルスの侵入機構を知るヒントに。

2020年10月米国研究。8月査読前論文として発表。

Hassert M, Geerling E, Stone ET, Steffen TL, Dickson A, Feldman MS, Class J, Richner JM, Brien JD, Pinto AK. mRNA induced expression of human angiotensin-converting enzyme 2 in mice for the study of the adaptive immune response to severe acute respiratory syndrome coronavirus 2. bioRxiv [Preprint]. 2020 Aug 7:2020.08.07.241877. doi: 10.1101/2020.08.07.241877. PMID: 32793909; PMCID: PMC7418729.

Published:October 24, 2020DOI:https://doi.org/10.1016/j.cell.2020.10.030

新型コロナウイルス感染症

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