脳卒中サバイバーの手の動作をトレーニングするロボット開発が報告されている。

筋電位をトリガーとして、電気的にロボットを稼働させて上肢を懸垂できるようにするもの。日常生活動作を想定した運動プログラムに従って、脳卒中急性期の患者を対象として運動プログラムを進めてもらい効果を検証。運動機能の改善を確認している。自発的な活動を維持できない場合もあり課題はあったものの、7人の被験者のうち6人は使用可能と回答していた。今後さらに改善や検証が進められる計画と説明している。

2019年イタリア、ドイツ研究。

Ambrosini E, Zajc J, Ferrante S, Ferrigno G, Gasperina SD, Bulgheroni M, Baccinelli W, Schauer T, Wiesener C, Russold M, Gfoehler M, Puchinger M, Weber M, Becker S, Krakow K, Immick N, Augsten A, Rossini M, Proserpio D, Gasperini G, Molteni F, Pedrocchi A. A Hybrid Robotic System for Arm Training of Stroke Survivors: Concept and First Evaluation. IEEE Trans Biomed Eng. 2019 Dec;66(12):3290-3300. doi: 10.1109/TBME.2019.2900525. Epub 2019 Jun 5. PMID: 31180833.

医療機器

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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