高齢化社会のための技術「スマートホーム」についての総説が2008年に報告されている。
健康関連のスマートホームについての研究を分析。関連分野を整理している。その分類とは、生理学的モニタリング(血圧、心拍、呼吸、体温、体重など)、機能的モニタリングおよび緊急的な状況の検出と反応(動き、行動、床やベッドのセンサーなど)、安全性モニタリングと支援(水温、熱など)、セキュリティのモニタリングと支援など(警報など)、社会的なインタラクションのモニタリングと支援(家族の健康、ウェルビーイングの情報、スマートフォンなど)、認知的および感覚的な支援(認知の補助、服薬の助言など)。
住み慣れた場所で老いることを可能とする技術として、今後研究が必要と指摘している。
2008年米国総説。
Demiris G, Hensel BK. Technologies for an aging society: a systematic review of “smart home” applications. Yearb Med Inform. 2008:33-40. PMID: 18660873.