オンラインで日本語により交わされる情報の中で、妊娠率減少に関連しているライフスタイル要因として言及されている言葉についての研究。
日本のカップルのうち3分の1が不妊の懸念を持っている、または持っていたことがあると説明。不妊や妊娠について日本語で交わされている情報を分析している。519のウェブサイトを対象に、妊娠率減少と関連するライフスタイル要因を調査。着目したのは、性感染症、心理的なストレス、喫煙、飲酒、栄養とダイエット、身体活動や運動、過少体重、過体重、肥満、環境汚染物質。
言及された言葉のうち、病院、診療所、メディアによるものが69.6%。非専門家によるものが1.7%。妊娠率減少と最も関連すると言及されたのは心理的なストレス(20.1%)と性感染症(18.8%)。性感染症は医療機関により言及されることが多く、栄養やダイエットについてはメディアにより言及されることが多かった。
研究グループが問題視するのは、喫煙、飲酒、男性のライフスタイルも関連している事実が十分に議論されていない点。よりこうした情報がウェブサイトで交わされることが重要と指摘する。
2020年8月日本研究。日本は東京大学、帝京平成大学。
Yokota R, Okuhara T, Ueno H, Okada H, Furukawa E, Kiuchi T
Online Japanese-Language Information on Lifestyle Factors Associated With Reduced Fertility: Content Analysis
J Med Internet Res 2020;22(8):e19777
URL: https://www.jmir.org/2020/8/e19777
DOI: 10.2196/19777
PMID: 32840486
これは当ウェブサイトではカバーしようと考えました。(編集)