精神疾患に対してバーチャルリアリティー(VR)を使った介入が有効であるのかを調べたメタレビュー。

11のメタアナリシスを抽出し、エビデンスレベルは低~中程度となっていた。不安関連疾患への介入効果、神経認知疾患への介入効果は認められていた。一方で、神経発達疾患の社会的スキル訓練や統合失調症の服薬維持への効果は十分に示されない結果に。研究グループは、VRは従来取り組むのが難しかった難しい症例に対して適用を絞っていくとよいのではないかと提案。

Dellazizzo L, Potvin S, Luigi M, Dumais A
Evidence on Virtual Reality–Based Therapies for Psychiatric Disorders: Meta-Review of Meta-Analyses
J Med Internet Res 2020;22(8):e20889
URL: https://www.jmir.org/2020/8/e20889
DOI: 10.2196/20889
PMID: 32812889

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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