慢性疾患を持つ成人向けの認知的および行動的アウトカムを改善するためのシリアスゲーム介入試験の全体像についての総説が報告されている。
組み入れ基準は
- 18歳以上の成人
- 慢性疾患の診断を受けた患者
- シリアスゲームによる介入
- 患者の行動、認知、または健康上のアウトカムを評価する定義された患者のアウトカム
特定された3305件の論文のうち、38件がレビューに含まれた。大半の研究は無作為化比較試験（23/38、61％）、カスタムシリアスゲームによる介入が含まれており（22/38、58％）、理論的フレームワークがない（25/38、66％）。
研究結果には、QOL（生活の質）（16/38、42％）、気分（15/38、39％）、認知機能（13/38、34％）、症状（12/38、32％）、身体活動（9/38、24％）が含まれていた。
研究間の主な違いは、患者の訓練であるか指導であるのか、汎用のものなのかオーダーメイドなのか、現行の治療法の代替なのか補完なのか。
2020年7月、米国総説。
Thomas TH, Sivakumar V, Babichenko D, Grieve VLB, Klem ML. Mapping Behavioral Health Serious Game Interventions for Adults With Chronic Illness: Scoping Review. JMIR Serious Games. 2020 Jul 30;8(3):e18687. doi: 10.2196/18687. PMID: 32729836; PMCID: PMC7426803.
