新型コロナウイルス感染症の抗血栓症に関連した川崎病に類似した多臓器炎症症候群について子供のためのケアガイドラインが報告されている。新型コロナウイルスの感染に関連して、小児症例の増えて、特有の炎症性亢進症候群が出現し、「Multisystem inflammatory syndrome in children (MIS-C)」と呼ばれるようになっていると説明。川崎病(KD)に似た病気であり、世界中で報告されていると解説する。川崎病、毒素性ショック症候群、マクロファージ活性化症候群などの特徴を持っており、炎症マーカーの有意な上昇を伴うとする。「Advanced Cardiac Therapies Improving Outcomes Network(ACTION)」は、末期心不全の小児患者の転帰を改善することを目的とした共同ネットワークで、北米各地の施設が参加すると紹介し、このたび推奨事項を策定したとする。
2021年6月、米国研究。
Bansal N, Azeka E, Neunert C, Kim JS, Murray J, May L, Kirk C, Lorts A, Rosenthal D, VanderPluym C. Multisystem Inflammatory Syndrome Associated with COVID-19 Anti-thrombosis Guideline of Care for Children by Action. Pediatr Cardiol. 2021 Jun 2. doi: 10.1007/s00246-021-02651-9. Epub ahead of print. PMID: 34076713.