1型糖尿病の日本人を対象としたインスリンへのイプラグリフロジン追加療法の有効性と安全性を検証した無作為化二重盲検第3相試験が報告されている(2019年)。イプラグリフロジン50mg1日1回投与の有効性と安全性をプラセボと比較して検討。イプラグリフロジン群はプラセボ群と比べて、ベースラインから治療終了時までのHbA1cの有意な減少を達成。その差はー0.36%。1日の総インスリン投与量(ー7.35 IU)および体重(ー2.87 kg)が有意に減少。24週間の投与において安全性に関する懸念は認められないとの結果に。

2019年日本研究。

Kaku K, Isaka H, Sakatani T, Toyoshima J. Efficacy and safety of ipragliflozin add-on therapy to insulin in Japanese patients with type 1 diabetes mellitus: A randomized, double-blind, phase 3 trial. Diabetes Obes Metab. 2019 Oct;21(10):2284-2293. doi: 10.1111/dom.13807. Epub 2019 Jul 11. PMID: 31173455; PMCID: PMC6772182.

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星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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