1型糖尿病の日本人を対象としたイプラグリフロジンの第2相無作為化プラセボ対照試験が報告されている(2019年)。イプラグリフロジン25、50、100mg/日またはプラセボを2週間投与する群に無作為に割り付け。薬理動態学的、薬力学的に評価。尿中グルコース排泄量の増加は、血漿中グルコースの用量依存的な減少につながる。イプラグリフロジンの投与によりインスリンの併用量減少。臨床的に関連する安全性の懸念は認められないという結果に。

2019年、日本研究。

Kaku K, Isaka H, Toyoshima J, Sakatani T. Clinical pharmacology study of ipragliflozin in Japanese patients with type 1 diabetes mellitus: A phase 2, randomized, placebo-controlled trial. Diabetes Obes Metab. 2019 Jun;21(6):1445-1454. doi: 10.1111/dom.13679. Epub 2019 Apr 8. PMID: 30821047; PMCID: PMC6594083.

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星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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