進行消化器がんのctDNAシークエンシング臨床的有用性についての研究、SCRUM-Japan GI-SCREENとGOZILA試験からの検証。

包括的なゲノムプロファイリングにより、進行固形がんにおけるゲノムバイオマーカーを検証。ctDNA(循環腫瘍DNA)有用性を評価するため、進行消化器がんのctDNA(SCRUM-Japan GOZILA、患者1687人)、および同じ施設などでの腫瘍組織(GI-SCREEN、患者5621人)のシーケンス情報を比べた。

ctDNAは腫瘍組織と比べて治療効果を損なずに、拾い上げの期間を有意に短縮。臨床試験への組み入れも早くすることができた。今後の治療につながる標的遺伝子にもつながる可能性があると指摘。

2020年10月日本研究。日本は国立がん研究センターなど。

Nakamura, Y., Taniguchi, H., Ikeda, M. et al. Clinical utility of circulating tumor DNA sequencing in advanced gastrointestinal cancer: SCRUM-Japan GI-SCREEN and GOZILA studies. Nat Med (2020). https://doi.org/10.1038/s41591-020-1063-5

 

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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