TRACE-2試験は、急性期虚血性脳血管障害に対するtenecteplaseとalteplaseの有効性と安全性を比較した第3相多施設共同オープンラベル無作為化対照非劣性試験である。
1430人の参加者が登録され、tenecteplaseまたはalteplaseのいずれかに無作為に割り付けられた。
主要評価項目は、90日後のmodified Rankin Scaleスコアが0-1となった参加者の割合。
その結果、tenecteplaseはalteplaseに対して主要評価項目で非劣性で、90日以内の症候性頭蓋内出血の発生率や死亡率は両群間に有意差は認められなかった。
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(22)02600-9/fulltext