アストラゼネカ社は23年2月7日、軽度の左室駆出率低下および左室駆出率の保たれた心不全を含む、左室駆出率を問わない症候性慢性心不全の治療薬としてダパグリフロジン(商品名フォシーガ)が欧州連合(EU)により承認されたことを発表した。

今回の承認は、DELIVER第III相試験およびDELIVERとDAPA-HF第III相試験の事前指定プール解析の良好な結果に基づくもの。ダパグリフロジンは左室駆出率を問わずに死亡率を改善することを示した最初の心不全治療薬と説明する。

ダパグリフロジンは、2型糖尿病、左室駆出率の低下した心不全、慢性腎臓病の治療薬として、100カ国以上で承認されている。

Forxiga approved in the EU for the treatment of symptomatic chronic heart failure
https://www.astrazeneca.com/media-centre/press-releases/2023/forxiga-approved-in-the-eu-for-the-treatment-of-symptomatic-chronic-heart-failure.html

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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