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Roche、Lunsumio VELOの皮下注製剤が再発・難治性濾胞性リンパ腫に対し米FDA承認──約1分の投与で外来・固定期間治療を実現

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 RocheのCD20xCD3二重特異性抗体Lunsumio VELO(mosunetuzumab)が、米国食品医薬品局(FDA)より、濾胞性リンパ腫(FL)の再発・難治例に対する皮下製剤として承認された。

 点滴(2〜4時間)から約1分の皮下注射へと投与時間が短縮され、外来投与や固定期間治療という特徴を維持しながら、患者負担の軽減を狙うとしている。


要点
  • 【要点①】Lunsumio VELO(mosunetuzumab)皮下製剤が、2ライン以上の全身療法後の再発・難治性FL成人に対し米国で承認された。
  • 【要点②】第1/2相GO29781に基づく迅速承認で、確証試験による検証が条件となり得る。
  • 【要点③】投与時間は静注の2〜4時間から皮下の約1分へ短縮され、有効性として3ライン以降FLでORR75%、CR59%、DoR中央値22.4カ月が示されたとしている。

概要

 Rocheは、濾胞性リンパ腫(FL)の再発・難治例を対象に、CD20xCD3二重特異性抗体Lunsumio VELO(mosunetuzumab)の皮下製剤がFDAから承認されたと発表した。適応は2ライン以上の全身療法後の成人再発・難治性FLとされる。

 承認は第1/2相GO29781の結果に基づく迅速承認であり、確証試験により臨床的有用性の検証が求められる可能性があるとしている。

詳細
  • 発表元Roche
  • 発表日2025年12月22日
  • 対象疾患濾胞性リンパ腫(FL)
  • 研究の背景外来で実施し得る治療の負担軽減が課題となり得るとして、投与時間短縮の意義が示された。
  • 試験デザイン第1/2相試験(GO29781、NCT02500407)。多施設、オープンラベル。静注(IV)および皮下(SC)投与を評価。
  • 一次エンドポイント迅速承認の根拠として、ORRとDoRに基づくと説明された。
  • 主要結果3ライン以降FLでORR75%、CR59%、DoR中央値22.4カ月とされた。
  • 安全性主な副作用(20%以上)として、注射部位反応、疲労、発疹、CRS、COVID-19感染、筋骨格痛、下痢が挙げられた。
  • 臨床的含意投与時間短縮により、通院・外来運用の負担軽減につながる可能性がある。
  • 制限事項迅速承認であり、確証試験での検証が今後の承認維持・位置付けに影響し得る。
  • 次のステップ確証試験を含む追加データの蓄積と評価。

何が変わるか:投与時間の短縮

 Rocheによれば、Lunsumio VELOは約1分の皮下注射で投与でき、従来の静注(2〜4時間)と比べてクリニック滞在時間を短縮し得るとしている。FLは長期管理が必要となる場合があるとされ、投与負担の軽減は通院負担や生活への影響に関わる可能性がある。

有効性:GO29781(3ライン以降FL)

 発表では、3ライン以降のFLにおける主要な反応指標として、客観的奏効率(ORR)75%(95%CI 64–83)、完全奏効率(CR)59%(95%CI 48–69)、奏効期間(DoR)中央値22.4カ月(95%CI 16.8–22.8)が示されたとしている。

安全性:主な副作用とCRS

 最も一般的な副作用(20%以上)として、注射部位反応、疲労、発疹、サイトカイン放出症候群(CRS)、COVID-19感染、筋骨格痛、下痢が挙げられた。

 CRSは30%で発現し、主にGrade 1〜2が28%、Grade 3が2.1%とされた。主にCycle 1で発現し、消失までの中央値は2日(範囲1〜15日)とされる一方、重篤化し得る点が明記されている。

位置づけ:固定期間治療と外来運用

 Rocheは、Lunsumio VELOが外来で投与可能であり、固定期間(defined period)の治療で、期間は最短6カ月となり得ると説明している。これに対し、疾患進行まで継続する治療設計の選択肢と対比し、治療期間の見通しが立てやすい点を示している。

GO29781試験

 GO29781(NCT02500407)は、多施設・オープンラベルの第1/2相試験で、再発・難治性B細胞性非ホジキンリンパ腫において、mosunetuzumabの静注および皮下投与の安全性・有効性・薬物動態を評価した。Lunsumio VELOの有効性は、ORRとDoRに基づいて確立されたと説明されている。

濾胞性リンパ腫について

 濾胞性リンパ腫(FL)は非ホジキンリンパ腫のサブタイプで、寛解と再発を繰り返し得るとされる。再発を重ねるほど治療が難しくなる傾向や、早期進行が長期予後に影響し得る点が背景として説明されている。

AIによるインパクト評価

評価(参考): ★★★★☆

 投与時間の短縮と外来運用のしやすさは、治療体験の改善に直結し得る。一方で迅速承認であり、長期アウトカムや実臨床での運用最適化は確証試験と追加データの確認が必要となる。

3言語要約 / Multilingual Summaries

English Summary

Note: This is an AI-assisted translation for reference.

  • The FDA approved Roche’s Lunsumio VELO (mosunetuzumab) as a subcutaneous formulation for adults with relapsed/refractory follicular lymphoma after two or more prior systemic therapies, under accelerated approval based on Phase I/II GO29781.
  • Administration time is described as ~1 minute (SC) versus 2–4 hours (IV). In 3L+ FL, ORR was 75% and CR was 59%, with median DoR 22.4 months. CRS occurred in 30% (mostly Grade 1–2).
  • Common adverse reactions (≥20%) included injection site reactions, fatigue, rash, CRS, COVID-19 infection, musculoskeletal pain, and diarrhea.


中文摘要

注:AI辅助生成。

  • 美国FDA批准罗氏Lunsumio VELO(mosunetuzumab)皮下制剂,用于接受两线及以上系统治疗后复发/难治性滤泡性淋巴瘤成人患者;依据I/II期GO29781研究并按加速批准路径。
  • 皮下注射将给药时间从静脉2–4小时缩短至约1分钟。3线及以上FL中,ORR为75%,CR为59%,DoR中位数22.4个月;CRS发生率30%(多为1–2级)。
  • 常见不良反应(≥20%)包括注射部位反应、疲劳、皮疹、CRS、COVID-19感染、肌骨痛和腹泻。


हिन्दी सारांश

AI द्वारा तैयार किया गया अनुवाद।

  • FDA ने Roche की Lunsumio VELO (mosunetuzumab) को सबक्यूटेनियस (SC) फॉर्मुलेशन के रूप में उन वयस्क R/R follicular lymphoma मरीजों के लिए मंज़ूरी दी है जिन्होंने कम-से-कम 2 prior systemic therapies ली हों; यह Phase I/II GO29781 डेटा पर आधारित accelerated approval है।
  • SC इंजेक्शन से प्रशासन समय IV के 2–4 घंटे से घटकर ~1 मिनट बताया गया। 3L+ FL में ORR 75% और CR 59% रहा; median DoR 22.4 महीने। CRS 30% में (अधिकतर Grade 1–2) देखा गया।
  • आम प्रतिकूल प्रतिक्रियाओं (≥20%) में injection site reactions, fatigue, rash, CRS, COVID-19 infection, musculoskeletal pain और diarrhea शामिल हैं।


参考文献

Roche Media Release(FDA approves Roche’s Lunsumio VELO for subcutaneous use in R/R follicular lymphoma)
https://www.roche.com/media/releases/med-cor-2025-12-22


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