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Roche、フェネブルチニブがPPMS第III相FENtrepidでOCREVUSに非劣性──cCDP12達成、9HPTで26%リスク低下

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Rocheは、BTK阻害薬フェネブルチニブ(fenebrutinib)の第III相FENtrepid試験で、PPMS(原発性進行型多発性硬化症)における障害進行抑制で標準治療OCREVUS(オクレリズマブ)に対する非劣性を達成したと発表した。今回の記事で伝える情報は次の通り。


要点
  • 第III相FENtrepid試験で、フェネブルチニブはPPMSにおける障害進行抑制でOCREVUSに対する「非劣性」を達成した(主要評価項目:cCDP12)。
  • cCDP12(12週複合確認障害進行)で、障害進行リスクは数値上12%低下(HR 0.88、95%CI 0.75–1.03)。曲線は24週時点から分離したとされる。
  • cCDP12はEDSS(機能障害)、T25FW(歩行速度)、9HPT(上肢機能)を含む複合指標。最も大きい効果は9HPT悪化リスク26%低下(HR 0.74、95%CI 0.56–0.98)。
  • 事後解析では、EDSS+9HPTの2要素複合でOCREVUSに対し優越(リスク22%低下、HR 0.78、95%CI 0.64–0.95)を示したと報告。
  • 安全性は概ね同等とされる一方、肝酵素上昇はフェネブルチニブ群で多い(13.3% vs 2.9%)。当局申請はRMSのFENhance 1読み出し後に計画。

概要

Rocheは2026年2月7日、原発性進行型多発性硬化症(PPMS)を対象とする第III相FENtrepid試験の新データを発表した。
経口BTK阻害薬フェネブルチニブ(fenebrutinib)は、PPMSで唯一の承認薬とされるOCREVUS(ocrelizumab)に対し、
障害進行抑制の主要評価項目(cCDP12)で非劣性を達成したとしている。

cCDP12では、障害進行リスクが数値上12%低下(HR 0.88、95%CI 0.75–1.03)し、曲線は24週時点から分離したと記載された。
複合指標の構成要素のうち、上肢機能(9HPT)での悪化リスクは26%低下(HR 0.74、95%CI 0.56–0.98)と報告され、
事後解析ではEDSS+9HPTの2要素複合で優越(HR 0.78、95%CI 0.64–0.95)も示した。

有害事象は感染、悪心、出血などでOCREVUS群と概ね同程度とされる一方、肝酵素上昇はフェネブルチニブ群で多かった(13.3% vs 2.9%)。
全例は中止後に改善し、Hy’s law症例はなかったという。Rocheは、RMSの第III相FENhance 1読み出し後にPPMS/RMS両方での規制当局申請を計画している。

詳細
  • 発表元Roche
  • 発表日2026年2月7日
  • 疾患領域神経領域(多発性硬化症:PPMS)
  • 薬剤フェネブルチニブ(fenebrutinib:経口・脳移行性の可逆的/非共有結合BTK阻害薬)
  • 比較対照OCREVUS(ocrelizumab:PPMSで唯一の承認薬と説明)
  • 試験名FENtrepid(第III相)
  • デザイン
    多施設、無作為化、二重盲検、二重ダミー、並行群。PPMS成人985人を1:1で割付。
    経口フェネブルチニブ(+OCREVUS静注プラセボ) vs OCREVUS静注(+経口プラセボ)。
    少なくとも120週投与。
  • 主要評価項目
    cCDP12(12週複合確認障害進行)までの時間。構成:EDSS(機能障害)、T25FW(歩行速度)、9HPT(上肢機能)。
  • 主要結果
    非劣性を達成。cCDP12:HR 0.88(95%CI 0.75–1.03)。
    曲線は24週から分離、サブグループ全般で一貫した効果と記載。
  • 追加解析
    9HPT悪化リスク:26%低下(HR 0.74、95%CI 0.56–0.98)。
    事後解析:EDSS+9HPTの2要素複合で22%低下(HR 0.78、95%CI 0.64–0.95)。
  • 安全性(本文に記載の比較)
    よく見られたAE(≥10%):感染(67.0% vs 70.9%)、悪心(12.0% vs 7.1%)、出血(10.2% vs 8.1%)。
    肝酵素上昇(可逆的・一過性):13.3% vs 2.9%、Hy’s lawなし。
    重篤AE:19.1% vs 18.9%、中止:4.3% vs 3.0%。
    死亡:1.4% vs 0.2%(治験薬と無関係評価、パターンなし)。
  • 発表の場ACTRIMS Forum 2026(米国サンディエゴ)でレイトブレイキング口演として共有
  • 今後の計画
    RMSの第III相FENhance 1の読み出し後(2026年上半期前半の中頃見込み)に、
    全第III相データを規制当局へ提出予定。

AIによるインパクト評価

評価(参考): ★★★★☆

PPMSは治療選択肢が限られ、標準治療との直接比較で非劣性を達成した点は臨床・規制上の意味が大きい。
ただし主要HRは信頼区間が1をまたいでおり、優越性を直接示す設計・結論ではない。
一方で9HPT(上肢機能)での効果や24週からの曲線分離は、患者の自立度に関わる領域での追加価値の可能性を示す。
申請時には肝酵素上昇や死亡割合差の解釈(因果関係評価や背景リスク)を含めた総合的なベネフィット・リスク評価が焦点となる。

3言語要約 / Multilingual Summaries

🌍 English Summary

Note: AI-assisted translation for reference.

  • Roche reported late-breaking Phase III FENtrepid results in PPMS: fenebrutinib met the primary endpoint of non-inferiority vs OCREVUS on 12-week composite confirmed disability progression (cCDP12).
  • Fenebrutinib showed a numerical 12% reduction in disability progression risk vs OCREVUS (HR 0.88; 95% CI 0.75–1.03), with curves separating as early as Week 24.
  • The strongest component effect was on upper-limb function (9HPT) with a 26% lower risk of worsening (HR 0.74; 95% CI 0.56–0.98). Regulatory submission is planned after the RMS FENhance 1 readout.


🇨🇳 中文摘要

注:AI辅助生成。

  • 罗氏公布III期FENtrepid研究“重磅”结果:fenebrutinib在PPMS中以主要终点达成对OCREVUS的非劣效。
  • 在cCDP12上,fenebrutinib相较OCREVUS风险数值下降12%(HR 0.88;95%CI 0.75–1.03),曲线最早在24周开始分离。
  • 上肢功能(9HPT)改善最明显:恶化风险降低26%(HR 0.74;95%CI 0.56–0.98)。罗氏计划在RMS试验FENhance 1读出后提交注册申请。


🇮🇳 हिन्दी सारांश

AI द्वारा तैयार किया गया अनुवाद।

  • Roche के Phase III FENtrepid नतीजों में PPMS के लिए fenebrutinib ने OCREVUS की तुलना में non-inferiority (cCDP12) का प्राथमिक लक्ष्य पूरा किया।
  • cCDP12 पर जोखिम में संख्यात्मक रूप से 12% कमी दिखाई (HR 0.88; 95% CI 0.75–1.03), और कर्व 24वें सप्ताह से अलग होना शुरू हुए।
  • सबसे बड़ा लाभ ऊपरी अंग कार्य (9HPT) में दिखा—बिगड़ने का जोखिम 26% कम (HR 0.74; 95% CI 0.56–0.98)। RMS के FENhance 1 readout के बाद नियामकीय सबमिशन की योजना है।


参考文献

【企業プレスリリース】

https://www.roche.com/media/releases/med-cor-2026-02-07


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