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STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)では、科学技術や医薬品分野における最新の研究成果や事象を詳細に追跡し、これらの情報を一般に分かりやすく伝えることに注力している。専門的な内容をもって、読者に新たな知見をもたらすことを目的としている。今回取り上げるのは、ロモソズマブ(商品名EVENITY、イベニティ)の最新のリアルワールドデータであり、骨粗しょう症の治療ギャップを埋める可能性についての評価である。

ベルギーのブリュッセルに本社を置くグローバルバイオ医薬品企業であるUCBは、デンマークで実施されたロモソズマブの最初の後ろ向き患者コホート研究の結果を発表した。この研究は、2020年9月から23年10月にかけて骨粗しょう症治療薬を受け取った50歳以上の女性患者を対象に行われ、骨折歴がある622人がロモソズマブ治療を受けた。これにより、ロモソズマブの臨床での有効性がさらに明らかになり、骨折歴がある閉経後の高リスク女性における最適な治療法の提供に寄与することが期待される。この研究は、治療効果や予防効果を示したわけではなく、薬剤の使用実態を示したものとなる。

  • 発表元→UCB
  • 発表日→2024年4月12日
  • 研究の目的→ロモソズマブの臨床使用パターンの評価
  • 臨床試験→デンマークの後ろ向き患者コホート研究において、ロモソズマブを用いた治療の影響を調査。この研究では、骨折歴を持つ高齢女性が対象で、多くがロモソズマブ治療により骨折リスクが管理された。
  • 患者数→総患者数14万9395人。うち骨折歴を持つ患者622人がロモソズマブ治療を受けた
  • 骨折の種類→臨床研究において、骨折歴のある患者の内訳。大腿骨頸部骨折79人(12.7%)、脊椎骨折64人(10.3%)
  • 未治療患者の比率→ロモソズマブ治療を受けた女性患者の44.5%(277人)が骨粗しょう症の治療歴がない
  • 治療の重要性→ロモソズマブは、高リスクの閉経後女性における骨粗しょう症の一次治療としての利用が拡大している

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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