STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、科学や技術、医薬品分野における最新の研究成果や発見を紹介することに特化したメディアである。持続可能な方法で最新の話題を読者に届けるため、最新の研究成果から特に注目すべき情報を選りすぐり、提供している。今回は、Johnson & Johnsonが発表した筋層非浸潤性膀胱がん(NMIBC)の治療におけるTAR-210の新たなデータについて取り上げる。
Johnson & Johnsonは、NMIBC患者に対する第1相試験TAR-210の最新データを発表した。このデータは、2024年5月3日から6日までテキサス州サンアントニオで開催されたアメリカ泌尿器学会年次総会の口頭発表セッションで発表。
- 発表元→Johnson & Johnson
- 発表日→2024年5月6日
- 研究の目的→NMIBC患者に対するTAR-210の安全性と有効性を評価すること
- 臨床試験→第1相多施設共同多コホートオープンラベル試験(NCT05316155)は、64人のNMIBC患者を対象に実施
- 結果の要約→高リスクNMIBC患者では12カ月無再発生存期間が90%、中リスクNMIBC患者では完全奏功率が90%であり、安全性も良好