STELLANEWS.LIFE(ステラニュース・ライフ)は、科学や技術、医薬品分野における最新の研究成果や発見を紹介するメディアである。私たちは、読者にとって価値のある情報を提供することを目指し、常に最新の話題を追求している。今回の記事では、GenmabとBioNTechが共同で発表した第2相試験におけるアカサンリズマブ(acasunlimab、二重特異抗体DuoBody-PD-L1x4-1BB)とペムブロリズマブ(Pembrolizumab、商品名Keytruda、キイトルーダ)の併用療法の結果について紹介する。この試験では、既治療の転移性非小細胞肺がん(mNSCLC)の患者において、臨床的に意味のある活性が示された。
GenmabとBioNTechは、第2相試験の初期データを発表した。この試験は、既治療のPD-L1陽性mNSCLC患者を対象に、アカサンリズマブとペムブロリズマブの併用療法を評価したものである。試験結果は、12カ月の全生存率が69%、中央値全生存期間が17.5カ月、全体奏効率が30%(確認奏効率17%)であったことを示している。
- 発表元→Genmab、BioNTech
- 発表日→2024年6月1日
- 研究の目的→既治療のPD-L1陽性mNSCLC患者におけるアカサンリズマブとペムブロリズマブの併用療法の有効性と安全性を評価すること
- 試験デザイン→113人の患者を対象とした無作為化第2相試験
- 主要結果→12カ月の全生存率69%、中央値全生存期間17.5カ月、全体奏効率30%(確認奏効率17%)
- 副作用→個別薬剤の安全性プロファイルに一致し、主にグレード1および2の治療関連有害事象(TRAEs)が発生