第一三共が新規STINGアゴニストADC「DS3610」の第1相試験を開始、腫瘍局所でSTING経路を活性化する新規免疫型ADC、固形がんを対象に安全性・有効性を探索
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第一三共は、独自開発したSTINGアゴニスト抗体薬物複合体(ADC)「DS3610」が、進行性固形がん患者を対象とする第1相臨床試験で最初の患者への投与を開始したと発表した。
今回の記事で伝えるポイントは次の通り。
概要
DS3610は、STING(インターフェロン遺伝子刺激因子)経路を活性化する新規アゴニストを、Fc領域に変異を導入した抗体に結合させた第一三共オリジナルのSTINGアゴニストADCである。
抗体によって腫瘍組織へアゴニストを選択的に送達し、局所で強力な抗腫瘍免疫を誘導する設計が特徴だ。
今回開始された第1相試験では、安全性・忍容性を中心に用量制限毒性などを評価し、奏効率や病勢コントロール率などの有効性指標も探索的に解析する。
詳細
発表元→ 第一三共株式会社
発表日→ 2025年11月11日
DS3610とは→
STING経路を活性化する新規アゴニストを抗体に搭載したSTINGアゴニストADC。がん抗原に結合する抗体を介してペイロードを腫瘍局所へ到達させ、免疫活性を高める。
臨床試験→
グローバル第1相試験で、進行または転移性固形がんを対象。安全性・忍容性を用量漸増で評価し、推奨用量を決定する。
探索的評価項目→
客観的奏効率(ORR)、病勢コントロール率(DCR)、奏効期間(DoR)、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)などを解析。
背景→
第一三共のADCパイプラインは8つの開発中候補から構成され、DXd ADCを中心に複数の共同開発が進行。DS3610は新規ペイロードを持つADCとして位置づけられる。
3言語要約 / Multilingual Summaries
🌍 English Summary
Note: AI-generated summary.
- Daiichi Sankyo has initiated first dosing in a Phase 1 trial of DS3610, a novel STING agonist antibody–drug conjugate.
- DS3610 is designed to activate antitumor immunity locally by delivering a STING agonist to tumors via a modified monoclonal antibody.
- The Phase 1 study will assess safety, tolerability, and exploratory efficacy endpoints including ORR and PFS.
🇨🇳 中文摘要
注:AI辅助总结。
- 第一三共启动了其新型 STING 激动剂抗体偶联药物 DS3610 的一期临床试验给药。
- 通过抗体将 STING 激动剂精准递送至肿瘤部位,以激活局部抗肿瘤免疫。
- 试验将评估安全性、耐受性,并探索 ORR、PFS 等疗效指标。
🇮🇳 हिन्दी सारांश
ध्यान दें:AI द्वारा生成された सारांश。
- Daiichi Sankyo ने नए STING एगोनिस्ट-ADC DS3610 के फेज 1 परीक्षण में पहली खुराक देना शुरू कर दिया है।
- यह दवा एक संशोधित मोनोक्लोनल एंटीबॉडी के माध्यम से ट्यूमर में STING सक्रियण को लक्षित करती है।
- सुरक्षा, सहनशीलता और ORR/PFS जैसे探索ात्मक प्रभावशीलता मानदंडों का मूल्यांकन किया जाएगा。
AIによるインパクト評価
評価(参考): ★★★★☆
STING経路を直接標的とするADCは新しい試みであり、免疫活性化型ADCとして大きな技術的意義を持つ。安全性・有効性の確立はこれからだが、免疫療法とADC技術の融合として注目度は高い。

