仮性狂犬病ウイルスのBarthaワクチン株と変異仮性狂犬病ウイルスから新型の病原性組換えウイルスが中国で発生。

仮性狂犬病ウイルスは、オーエスキー病の原因となるウイルスで、世界中で養豚産業に悪影響を及ぼしている。仮性狂犬病ウイルスの変異型が中国のBartha K61ワクチン接種を受けた養豚場で発生していると報告している。JSY7株とJSY13株を分離。

遺伝子解析の結果として、JSY7株は従来の株が変異したものである可能性があり、JSY13株は、ワクチン株と変異型JSY7との間で遺伝子組換えをしたウイルスである可能性があると判明した。ワクチン株が遺伝子組換えのドナーになる可能性を示していると指摘。

Bo Z, Miao Y, Xi R, et al. Emergence of a Novel Pathogenic Recombinant Virus from Bartha Vaccine and Variant Pseudorabies Virus in China [published online ahead of print, 2020 Aug 28]. Transbound Emerg Dis. 2020;10.1111/tbed.13813. doi:10.1111/tbed.13813

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星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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