- 飲料水中の全溶存固形物（TDS）の濃度と性質が家畜の健康とパフォーマンスに与える影響 → 飲料水中の異なるミネラル濃度が家畜種や品種の摂取量、栄養消化、エネルギーバランス、メタン排出、反芻発酵、血液成分にどう影響するかを調査することは、資源利用の改善に役立つ。
- 研究設計 → アンゴラ、ボーア、スペイン品種のヤギの子羊と、ドーパー、カタディン、セントクロア品種のヘアシープの子羊が、塩分を含む天然水源（BR）と塩化ナトリウム（NaCl; SL）を加えた水を摂取する実験を実施。各品種から6頭ずつ選出し、異なるミネラル濃度の水を摂取させた際の影響を3週間観察した。
- 実験結果 → TDS濃度が8300 mg/kg未満であれば、すべての動物タイプ（AT）がどの水処理（WT）に対しても強靭であり、鉱物源と濃度に関わらず、栄養利用、反芻発酵、エネルギーバランス、血液成分レベルに有意な影響はなかった。
参考文献
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2405654523001361
