新型コロナウイルスの薬剤化可能なターゲットの迅速な特定と「PHENotype SIMulator」の活用についての研究が報告されている。PHENotype SIMulatorはトランスクリプトームおよびプロテオームデータベースを活用し、宿主細胞に対する新型コロナウイルス感染をモデル化できるシステムバイオロジーツール。このツールと専門知識を駆使して、メチルプレドニゾロンやメトホルミンなどの治療薬候補を同定と説明。細胞内の主要な経路を新たな治療標的として見出したとする。

2021年、米国、中国、イタリア、キュラソー研究。

Maria N, Rapicavoli RV, Alaimo S, Bischof E, Stasuzzo A, Broek J, Pulvirenti A, Mishra B, Duits A, Ferro A. Rapid Identification of Druggable Targets and the Power of the PHENotype SIMulator for Effective Drug Repurposing in COVID-19. Res Sq [Preprint]. 2021 Apr 14:rs.3.rs-287183. doi: 10.21203/rs.3.rs-287183/v1. PMID: 33880466; PMCID: PMC8057245.

新型コロナウイルス感染症

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星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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