新型コロナウイルス感染症の重症化と関連する遺伝的機序についての研究が報告されている。

重症者2244人を対象として、ゲノムワイド関連研究を実施。メンデル無作為化の手法を用いて、「チロシンキナーゼ2(TYK2)」高発現および「インターフェロン受容体遺伝子2(IFNAR2)」低発現が重症化と関連すると確認。肺組織でのトランスクリプトームワイドな関連性を調べたところ、「CCモチーフ型ケモカイン受容体2(CCR2)」の高発現も重症化と関連すると判明した。さらなる臨床試験が必要と指摘するが、治療対象を判断する根拠になり得ると説明する。

2020年12月英国、イタリア研究。

Pairo-Castineira, E., Clohisey, S., Klaric, L. et al. Genetic mechanisms of critical illness in Covid-19. Nature (2020). https://doi.org/10.1038/s41586-020-03065-y

新型コロナウイルス感染症

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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