新型コロナウイルス感染症の発生を受けてのグローバリゼーションの再構築についての論説。
かねてグローバリゼーションにおけるVUCA（ボラティリティ、不確実性、複雑性、曖昧性）要素が高まっていたと説明。その上で、新型コロナウイルス感染症の発生によって、従来のグローバル経済に存在した考え方も再度評価する必要が出ていると指摘。
すべての分析と経験的観測は新型コロナウイルス感染症の影響を受けると説明。中国に起源を持つことは、世界経済の分断を高める政治的な影響を及ぼす可能性があるとする。「ロックダウン」効果、負債、倒産が長引くことでヒステリシスの発生が予想されると指摘。
ウイルスが世界経済に及ぼす影響を分析するには、優れた理論が求められると強調する。
2020年8月英国論説。
Buckley PJ. The theory and empirics of the structural reshaping of globalization. J Int Bus Stud. 2020 Aug 6:1-13. doi: 10.1057/s41267-020-00355-5. Epub ahead of print. PMID: 32836503; PMCID: PMC7408974.
