新型コロナウイルス感染症患者を原因とした空気と環境のウイルス汚染についての研究。

医療機関4カ所の感染者8人を対象に、入院居室での空気と環境中のウイルスRNAによる汚染状況を分析。入院0、3、5、7日に部屋の表面や待合室の表面、患者から2m離れた位置での空気や待合室の空気を調べた。

52の空気サンプルは陰性。表面は320のうち89が陽性。消毒されていない部屋や1日2回、消毒剤噴霧の部屋ではウイルスRNAは検出された一方、定期的に消毒剤で清拭された部屋では検出されず。

研究グループは2m離れた場所でのエアロゾル感染は一般的とは言えないと指摘。表面のウイルスRNA汚染はあるが、清拭するとそれもなくなると説明する。

2020年9月韓国研究。

Kim UJ, Lee SY, Lee JY, Lee A, Kim SE, Choi OJ, Lee JS, Kee SJ, Jang HC. Air and Environmental Contamination Caused by COVID-19 Patients: a Multi-Center Study. J Korean Med Sci. 2020 Sep 21;35(37):e332. doi: 10.3346/jkms.2020.35.e332. PMID: 32959546.

新型コロナウイルス感染症

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執筆/編集/審査監修/AI担当

星 良孝(ほし・よしたか)
ステラ・メディックス代表/ 獣医師 ジャーナリスト。日経BP、エムスリーなどに所属し、医療や健康、バイオなどの分野を取材。

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