統合ネットワーク生物学のフレームワークから新型コロナウイルスの病理の分子メカニズムを明らかにする研究。
研究グループは、ネットワーク生物学、肺上皮細胞とウイルスとの相互作用全体に関わる統合トランスクリプトームデータから、新型コロナウイルスの病態生理を分析している。
新型コロナウイルスが、宿主とウイルスの相互作用の中心部分に作用すると確認。細胞への侵入、増殖、生存に関わる33の重要標的を確認した。宿主修飾反応やサイトカインストームなどに関わる仕組みを明かした。治療の設計に有効であると想定する。
2020年9月米国研究。
Kumar N, Mishra B, Mehmood A, Athar M, M Shahid Mukhtar. Integrative Network Biology Framework Elucidates Molecular Mechanisms of SARS-CoV-2 Pathogenesis [published online ahead of print, 2020 Sep 3]. iScience. 2020;101526. doi:10.1016/j.isci.2020.101526
